症状改善アプローチ
経緯
- 2週間前に家の中で足を滑らせ尻もちをつく。
- 直後に病院に行き検査したところ腰椎12番圧迫骨折と診断。
- 受傷以来、特にベッドからの起き上がり、歩行時に受傷部位~背部にかけて痛みが出る。
- 歩行困難の為、往診にて対応する。
カウンセリング・状態
- 腰椎12番に圧痛、背部に放散痛、胸椎エリアの起立筋の緊張著明。
- 座位→立ち上がり 仰向け→起き上がり等の体位変換時に動作痛著明。
- 歩行時に背部に振動痛出現。
- 椅子に座っての安静時に背部に疼痛出現。
施術
- 妙見活法の術を掛けつつ、「椅子からの立ち上がり↔立った状態から椅子に座る」の動作を行う。
- 妙見活法の術を掛けつつ、院内を歩行してもらう。
- 妙見活法の術を掛けつつ寝た状態からの起き上がりを行う。
施術後
- 胸椎脊柱周囲の筋肉の緊張が緩み、立ち上がり動作も楽になる。座位の安静時痛も楽になる。
- ご自身で家の廊下を歩いても治療前の鋭い痛みが無くなる。
- 朝の鋭い痛みがなく起き上がりが可能になり、それまで捕まり立ちをしないと立てなかったのが、自力で立てるようになる。
当院からのメッセージ
腰椎圧迫骨折により放散的に周囲に痛みを出していた状態ですが、妙見活法的には、骨折が原因というより、転倒した時の腰椎12番への求心的圧縮外力の停滞が原因と考えます。
その人体に停滞している求心的エネルギーに遠心的エネルギーを与えることでその圧縮外力から解放されることで局所の圧迫骨折痛や周囲の背部痛の要因が解決されるのです。
この治療の後、痛みが少し戻ったということであと2回出張し治療をいたしましたが、都度痛みの程度は軽減され、日常問題ない状態に至りました。