症状改善アプローチ
経緯
- 20歳の時から腰痛と左の臀部から脚へのしびれがあり、整形外科にてMRI検査をしたところ「腰椎5番の椎間板ヘルニア」と診断される。
- 病院より手術を勧められるも、手術に抵抗があり保存療法を選択する。
- この間、鎮痛剤、マッサージ、カイロプラクティック、整体にて一時しのぎを行う。
- この1~2年痛みの頻度が増し、あらゆる施術を行うも痛みの程度に変化が無く、いよいよ手術も視野に入れるべきか悩んでいた時に当院を紹介され来院する。
カウンセリング・状態
- 座る体勢が腰痛から左脚にかけてのしびれが強くなり、維持できない。
- 座る、立ち上がるといった動作にて腰に痛みが出現。
- 前屈動作が痛くて出来ない為、しゃがむ時は上体を垂直状態にて行う。
- 腰の起立筋の緊張が強く、特に左側が顕著。
- 左臀部からハムストリングス、腓腹筋まで筋緊張著明。
検査・治療アプローチ
- 体幹の捻じれがあり、左右上肢の長さが2㎝ほどの差がある。
- 骨盤の捻じれがあり、左右の脚長差が2㎝ほどの差がある。
- 腰椎の前弯が強く、反り腰。
施術
妙見活法にて体幹の捻じれ、骨盤の捻じれ、反り腰、ハムストリングス、腓腹筋の緊張をそれぞれ調整する。
施術後
- 検査時の骨格の捻じれは無くなり、上肢・下肢共に長さが左右揃う。
- 反り腰は施術前に仰向けで腰に手を差し込んで貰った時と比べ、施術後は手が入りづらくなる。
- 起立筋、左臀部~腓腹筋がそれぞれ柔軟性を取り戻し、患者さんもそれを体感する。
- 座位の体勢ずっと座っていてもしびれが起こらず、立ち上がっても腰に痛みなく動作可能。
- 前屈動作も問題なく出来るようになり、下の物を拾うことが出来るようになる。
当院からのメッセージ
状態の維持の為に、腰に負担の掛からない正しい立ち方・座り方・歩き方を指導しました。
仕事で運転の機会が多いとの事だったので、腰の負担を最小限にする運転の仕方のアドバイスをいたしました。
とにかく、施術後の動ける自分の体の様子に「嘘だろ?」と驚いておりました。
妙見活法の施術により、腰椎の位置も正常な位置に戻ったものと思われます。