症状改善アプローチ
経緯
- 10年前から趣味でテニスをやっており、3年くらい前から右肘周辺の痛みがあり、テニス肘を発症。
- これまで整骨院で電気治療・マッサージの治療をするも、テニスをすると痛くなり、最近ではラケットを握る事だけでも痛みを感じる。
- 奥さんのご友人が当院の患者さんで、その方から紹介されて来院。
カウンセリング・状態
物を握る、籠を持ち上げるだけでも肘に痛みが走る状態で、肘から前腕にかけての筋肉が著しく緊張している。
検査・治療アプローチ
- 肘の症状は、明らかにテニス肘
- 体全体の状態を診ると、脊柱や骨盤の捻じれも顕著に見られる
- 上肢の左右の長さ、左右の内くるぶしこの高さが全くそろっていない
つまり大幅な体幹の捻じれの負担が末端の肘に来たものと考えられます。
体幹を無視して患者さんの痛い所だけ電気をかけたり、揉みほぐしても、この先変化が見られなかったと考えられる。
施術
妙⾒活法にて骨格・骨盤調整を行いました。
左右の上肢の長さ・左右の内くるぶしの高さは数分で揃い、その時点で全身の筋肉も同時に緩みました。
右の肘から前腕にかけての筋肉の硬さを確認したところ、そちらも緩んでおりました。
ご本人にも治療前後の筋肉の硬さを自身で確認いただき、客観的変化も確認できました。
施術後
握る動作・籠を持つ動作をしてもらったところ、その動作の痛みは消失いたしました。
少し負荷をかけ、3キロのダンベルを持ち上げてもらったところ、それは少し痛いということ。
そこで、左腕に妙見活法を行ったところその痛みも無くなりました。
後は振る動作をすると肘に痛みが出るということで、肩の後ろに触れて妙見活法を行ったところ、その動作も痛みが無くなりました。
その後の連絡で、テニスをやっても痛みが一切でなくプレーが出来るようになったそうです。
当治療院からのメッセージ
今後は体幹の捻じれを如何に作らないようにするかが大事なので、 その基本となる日常の⽴ち⽅・座り⽅・歩き⽅の指導をいたしました。
これを殆どの医療機関・整体院・整骨院では指導してくれないので、翌⽇からまた体が壊れていき、永遠に医療機関・整体 院に通院しないとないわけです。
当院では必要な⽅に、この正しい⽴ち⽅・座り⽅・歩き⽅の指導をしております。
これにより、治療後の状態が⼤幅にキープされ、何度も通院せずとも状態を維持することが出来ます。