症状改善アプローチ
経緯
- 趣味でテニスを月4回ほどの頻度で行っているが、8年前から肩が痛くなり、以来サーブ時のテイクバックが最大可動域で出来なくなり、またそれを庇う動きにより肘が痛くなり、ボールのインパクトの瞬間に肘に痛みが出るようになる。
- 色々人に良いと言われる整体に10カ所近く行くも改善が見られず、今回も知人の紹介にて来院。
カウンセリング・状態
- 右肩の可動域が完全に固まっており、最大挙上が出来ない状態。ちなみに左肩の可動域は問題なし
- 背部・僧帽筋の筋緊張著明
- 右前腕の筋緊張著明
- 実際にテニスラケットを持ち振っていただくとテイクバックの時に肩甲上腕関節後面に疼痛が出現
検査・治療アプローチ
- 両上肢の長さに2㎝程ズレがある。
- 骨盤も捻じれており内果がお互い1.5㎝ほどズレがある。
施術
妙見活法を行い軽く皮膚を触れる操作で体幹・骨盤の捻じれを調整する。
施術後
- 骨格が調整され、左右の上肢の長さ、足の内果の位置が揃う。
- 可動制限のあった右肩関節の可動域はfullになる。
- 前腕の筋肉の筋緊張もなくなり、外側上顆の痛みも違和感程度になる。
- 可動域の問題が無くなったところで、ラケットの振れる場所に移動していただき、2割程度の力でサーブを打つ動作をして貰い、徐々に力の割合を上げて行った。
- 最終的に耳に付くまでの最大可動域までテイクバックが行えるようになり、8年ぶりに10割の力でサーブ動作をしても大丈夫になった。
当院からのメッセージ
何処か一ケ所に異常が出るとそれを庇うことで他に痛みが波及してしまうものです。
スポーツは全身運動なので、今後もどこかに異常が出た場合は我慢せずに、直ぐにいらしていただけましたらと思います。