症状改善アプローチ
経緯
- 1か月前に趣味で通っている柔術スクールでの練習中に右膝を捻り負傷。
- 整形外科を受診し「右膝内側側副靭帯損傷」と診断。
- 病院よりリハビリを勧められるも、痛みの変化が無く悩んでいる所に、友人から当院を紹介される。
カウンセリング・状態
- 腫脹、発赤等は所見なし。
- 右膝をスクワットの様にしゃがみ込む動作を取ると内側に疼痛。
- 右膝内反ストレス検査 陽性。
- 右脚に体重が掛かると内側に違和感が発生。
検査・治療アプローチ
- 体幹が捻じれており、その為両上肢の長さに1㎝程ズレがある。
- 骨盤も捻じれておりその為内果がお互い1㎝ほどズレがある。
施術
- 妙見活法を行い軽く皮膚を触れる操作で体幹・骨盤の捻じれを調整する。
- 細かい各動作の痛みがあった際はその動作に対して同様の刺激量で妙見活法を行う。
施術後
- 骨格が調整され、左右の上肢の長さ、足の内果の位置が揃う。
- しゃがみ動作をしても膝に痛みが出なくなった。
- 右膝内反ストレス検査をしても痛みが出なくなった 施術によって関節が締まり、内反動揺性が小さくなった。
- 右脚に体重が掛かっても膝内側の違和感が感じなくなった。
当院からのメッセージ
通常外傷は痛みのあるうちは練習の休養を勧められますが、妙見活法の場合は、施術により痛みが無くなれば基本練習を再開してもらっています。
なかなか不思議なことではありますが、靭帯損傷により緩んだ関節は一般的にはその先も緩んだままと言われておりますが、妙見活法で施術するとそれまであった関節の動揺性が小さくなる事実があります。
これは患者さんも体感しております。
つまり、靭帯が損傷する前の状態に組織が回帰していると結論せざるを得ません。
いずれにしましても怪我と隣り合わせのアスリートに取って妙見活法は平均以上に早期の回復に繋がるので、非常に喜ばれております。