頚椎椎間板ヘルニア・首こり・肩こり・背部痛の症例
T・Y様・43歳・男性・千葉県船橋市
月辰会活法整体院
京成津田沼駅南口より
徒歩5分、土祝営業
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椎間板ヘルニア
以上の状態の方は、いわゆる「椎間板ヘルニア」と呼ばれる症状です。
ヘルニアは、ラテン語で「脱出」を意味し、体内の組織や臓器が本来の位置から飛び出す状態を指します。よく知られている「でべそ」も、臍(さい)ヘルニアというヘルニアの一種です。
椎間板ヘルニアは、このヘルニアが背骨の椎間板で起こるものです。人間の背骨は、頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨(1個)、尾骨(1個)の計26個の椎骨が積み重なってできており、その間でクッションの役割を果たすのが椎間板です。この椎間板の中にある「髄核(ずいかく)」という組織が飛び出し、近くの神経を圧迫することで、手足のしびれや腰の痛みといった症状を引き起こします。
椎間板ヘルニアは、背骨のどこでヘルニアが起きるかによって、次のように種類が分かれます。
特に、体の構造上負担がかかりやすい頚椎と腰椎での発生が多く見られます。
椎間板ヘルニアは、主に20代から30代に多く見られますが、10代や40代でも発症することがあります。
椎間板ヘルニアは、背骨のクッションである椎間板に強い負荷がかかることで起こります。
この負荷が椎間板の線維輪を破り、中のゼリー状の髄核が飛び出して神経を圧迫し、しびれや痛みを引き起こします。
主な原因は、以下の通りです。
こうした原因は、椎間板ヘルニアが起こる場所によって、より具体的な要因が加わります。
頚椎椎間板ヘルニアは、主に首への負担と加齢の二つが原因で起こります。
例えば、スマートフォンを長時間見たり、猫背で作業したりすると、首の骨のクッションである椎間板に強い圧力がかかります。
また、交通事故のような首に強い衝撃を受けることも、椎間板が傷つく直接的な原因になります。
さらに、年を重ねると椎間板の水分が減り、弾力がなくなるため、ちょっとした衝撃でも傷つきやすくなります。
このように、日々の生活で首に負担をかけ続けることと、体の老化現象が重なることで、ヘルニアが発症すると考えられています。
腰椎椎間板ヘルニアは、主に日々の生活習慣と加齢の二つが原因で起こります。
例えば、長時間の座りっぱなしや、中腰での重い物の持ち運び、猫背や反り腰といった姿勢が、腰の骨のクッションである椎間板に強い圧力をかけます。
また、年を重ねると椎間板の水分が減り、弾力がなくなるため、小さな負担でもヘルニアになりやすくなります。
このように、日々の腰への負担と、体の老化現象が重なることで、腰椎椎間板ヘルニアが発症すると考えられ、「坐骨神経痛」や「足腰の痛み・しびれ」といった症状が現れるのです。
頚椎椎間板ヘルニアは、首の神経が圧迫されることで、首や肩、腕、手などにさまざまな症状を引き起こします。
初期の段階では、首や肩のこり、鈍い痛み、違和感が主な症状として現れますが、ヘルニアが進行すると、神経の圧迫が強くなり、以下のような症状が他の部位にも現れることがあります。
これらの症状が気になる場合は、早めに医療機関や整体院などで専門的な診察を受けることが重要です。
放置すると、深刻な後遺症につながる可能性もあるため、早期の治療をおすすめします。
腰椎椎間板ヘルニアの代表的な症状は、「坐骨神経痛」と呼ばれる、腰からお尻、脚にかけて広がる痛みやしびれです。
症状が進行すると、以下のような深刻な症状が現れることがあります。
ヘルニアの場所や大きさによっては、電気が走るような強い痛みや、夜も眠れないほどの激しい神経痛が生じることもあり、人により症状の程度はさまざまです。
一方で、ヘルニアが大きくても自覚症状がない人もいますが、もし「しびれがなかなか消えない」「尿が出にくい」といった症状が現れる場合は、すぐに専門医に相談しましょう。
治療が遅れて神経への圧迫が長時間続くと、回復後も障害が残る可能性があるため、早期の受診が重要です。
多くの医療機関では、椎間板ヘルニアを改善する方法として、保存療法を中心に、専門家による治療により痛みや炎症を直接的に和らげます。
主な施術方法としては、「薬物療法」「注射療法」「装具療法」「理学療法」に分かれており、これらの治療や保存療法で改善が見られない場合や、「排尿・排便障害」といった重篤な症状がある場合には、手術等を検討することがあります。
具体的には、痛み止めや炎症を抑える薬の処方や、痛みの原因となっている神経周りに、直接薬を注入する「神経ブロック注射」を行うことで、つらい痛みを迅速に軽減させます。
また、整体院や整骨院の中には、痛みをやわらげるために、「電気治療」「ヘルニア付近の筋肉へのマッサージ」等を行うことがあります。
一般的に、椎間板ヘルニアは「痛みのある部分だけが悪い」と考えられ、その部分だけ施術を行うことが多いです。
しかし当院では、上記の理由だけでなく、「体の歪みやバランスの悪さが原因」で、一部の椎間板に負担が集中して起こると考えます。
人の体は、26個の背骨がバランス良く重さを支えていますが、姿勢が悪くなったり体が歪んだりすると、特定の背骨にばかり大きな負担がかかります。その結果、椎間板がその圧力に耐えきれなくなり、ヘルニアが発生してしまうのです。
つまり、ヘルニアが起きている場所は、「他の部分の不調のしわ寄せを一身に受けている場所」と言えます。そのため、ヘルニアのある部分だけでなく、体全体のバランスを整えることが重要です。体にかかる負担を分散させることで、ヘルニア部分の圧力が和らぎ、飛び出した椎間板が自然と元の位置に戻りやすい環境を作ることができます。
近年、整形外科の分野でも、椎間板ヘルニアは自然に元の状態に戻ることがあるという考えが広まっています。
椎間板ヘルニアの主な原因の一つは、間違った姿勢や重心のかけ方によるものです。特に、立ち方、歩き方、座り方といった日々の生活習慣が大きく影響します。
かかとに重心がかかりすぎる姿勢は、腰や首に過度な負担をかけるため、ヘルニアの原因となります。そのため、日頃から正しい重心を意識することが重要です。
正しい重心とは、例えば座っている時は、お尻だけでなく足の拇趾球(親指の付け根のふくらみ)にも体重を乗せることを意識することです。
理想的な荷重割合は、拇趾球とお尻で7:3です。立つときも同様に、拇趾球を意識することが、腰や首への負担を減らすことにつながります。
これらの体の使い方を身につけることが、椎間板ヘルニアの予防や再発防止に役立ちます。もし、ご自身の姿勢や重心に不安がある場合は、当院でのヘルニア改善の治療後に指導サポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
椎間板ヘルニアの予防には、「首や腰周りの筋肉を柔軟に保つ」ことが大切です。
筋肉が凝り固まると血行が悪くなり、神経に刺激を与える物質が溜まりやすくなるため、痛みの原因となります。
そこで、日頃から無理のない範囲で、ストレッチや軽度の筋力トレーニングを習慣づけることで、椎間板ヘルニアの予防につながります。
筋肉の柔軟性を高めて血行を良くすることで、椎間板にかかる負担を減らし、正しい姿勢を維持しやすくなります。
正しいフォームで行うことが重要なので、もしご自身のやり方に不安があれば、一度専門家に相談してみることをお勧めします。
椎間板ヘルニアは、直接の原因である背骨の歪みに加えて、その根本にある骨盤の歪みから引き起こされることがよくあります。
そこで骨盤の歪みを調整するために、骨盤や筋肉に強い力でマッサージをしたり、無理に矯正したりすると、体は危険を感じて身を守ろうとするため、かえって筋肉が硬くなり、施術の効果が出にくくなってしまいます。
そこで当院では、体に負担をかけないよう皮膚にやさしく触れるようなごく軽い力でアプローチし、上下や前後に歪んでしまった骨盤を、その方にとって最も理想的な位置に無理なく調整していきます。
当院では、まず土台である骨盤を正しい位置に整えた後に、背骨の調整を行います。
背骨に対しても、筋肉を強く押したり、骨を鳴らしたりするような、体に負担をかける施術は行わず、皮膚にやさしく触れるようなごく軽いアプローチで、それぞれの背骨が理想的な角度になるように調整していきます。
これにより、ヘルニアになっている椎間板への圧力が和らぎ、痛みの改善につながります。
患者様ひとりひとり、椎間板ヘルニアの症状は異なります。そのため、初検時には特にお時間をいただき、お話しを聞かせて頂きます。
椎間板ヘルニアに関連する全身の骨格の歪み、全身の筋肉の状態も診て状態を把握致します。
検査にて把握した施術ポイントを中心に、椎間板ヘルニアの要因となる原因を取り除いていきます。
今後、椎間板ヘルニアを繰り返さない為に、気を付ける内容のアドバイスと、個々に応じた通院頻度を提案して参ります。