お風呂に入るときは着替えをするときなどに、ふと自分の肩を見て「盛り上がっている」とおどろいた方はいらっしゃいませんか?
肩が盛り上がっていると何かの病気ではと不安に思う方もいるかもしれませんが、多くの場合は「肩こり」が関係しています。
そこで今回は、肩こりの盛り上がりの原因や改善方法・対処法などについて詳しく解説しますので、盛り上がった肩に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
Contents
肩こりの盛り上がりの原因は?
肩の盛り上がりの原因は筋肉のコリ、つまり「肩こり」です。
では一体なぜ肩が凝るのでしょうか?その主な原因を6つご紹介しましょう。
<肩の盛り上がりの6つの原因>
- 姿勢が悪い
- 骨盤がゆがんでいる
- 長時間にわたるデスクワーク
- ストレス・不安
- 筋力の偏り
- 誤ったストレッチ
それぞれ詳しく説明いたします。
姿勢が悪い
肩が前に入ったような猫背など、姿勢が悪い状態が続くと肩が凝って盛り上がってしまいます。
悪い姿勢を短時間続ける程度では、筋肉は張った状態でとどまるため、肩の盛り上がりはあまり起こりません。
しかし、張った状態を放置する、つまり悪い姿勢を日常的に行っていると、筋肉が凝って盛り上がってしまうのです。
骨盤がゆがんでいる
骨盤のゆがみも肩の盛り上がりの原因です。
骨盤が後ろに倒れた状態になっていると、背中が曲がり、顎が前に出た状態になります。
そうなると首のみで身体を支えることになり、首に大きな負担を与えた結果、首や首回り、肩の筋肉が凝って盛り上がってしまうのです。
長時間にわたるデスクワーク
パソコン作業や事務処理などのデスクワークを行う時間が長いことも、肩が盛り上がる原因の一つです。
デスクワークでは、首が前に出たり、首や肩まわりの筋肉が緊張するような姿勢になりがちです。
デスクワークだけでなく、スマホを見たり家事や育児をしたりする際に、長時間同じ姿勢をしていると、肩こりによって肩が盛り上がる可能性があります。
ストレス・不安
ストレスや不安も筋肉を緊張させる原因の一つですから、肩の盛り上がりに関係しています。
ストレスや不安によって身体にどんな影響を与えるかは人それぞれです。
身体が緊張しやすいタイプの方は、肩の筋肉も張りやすいため、肩の盛り上がりに悩みやすい傾向にあります。
筋力の偏り
筋力に偏りが出てしまうことで、肩の盛り上がりにつながる場合があります。
特に日常的に筋力トレーニングをしている方は注意が必要です。
たとえば、肩の前側部分の筋肉ばかりトレーニングしていると、その部分だけに筋肉がつくこととなり、肩が盛り上がって見えてしまうのです。
この場合は筋肉の緊張や肩こりではなく、筋トレのやり方が偏っていることが原因となります。
誤ったストレッチ
ストレッチは健康によい影響を与えてくれるものですが、正しい方法でやれていないと肩の盛り上がりの原因につながります。
特に筋トレ後のストレッチが正しくないと、肩の筋肉がほぐれず、緊張したままになってしまうのです。
その結果、肩こりが起こり、肩が盛り上がって見えてしまいます。
また、肩こりの原因についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
【合わせて読みたい記事】
肩こりの症状とは?発症する理由や原因について徹底解説
肩こりの盛り上がりは身体にどんな影響を与えるの?
肩が盛り上がった状態をそのままにすると見た目が気になるだけでなく、身体にさまざまな影響を与える可能性があります。
ではここから、身体にどのような影響を与えるのか詳しく説明していきましょう。
<肩の盛り上がりが身体に与える5つの影響>
- 何もしていなくても痛みが出る
- 姿勢が悪いままになる
- バストが垂れたり形が崩れたりする
- 顔や首が太く見える
- むくみやすくなる
それぞれ詳しく説明いたします。
何もしていなくても痛みが出る
肩が盛り上がるほどの肩こりを放置していると、筋肉は絶えず緊張状態になってしまいます。
そうなると何もしていなくても痛みを感じたり、息苦しさ、頭痛、吐き気も感じる場合もあるのです。
筋肉が緊張すると伸縮性がなくなり、急に肩を動かすことができなくなる場合もあります。
「たかが肩こり」と思っていると、思わぬケガに発展する可能性もあるので注意が必要です。
姿勢が悪いままになる
肩が盛り上がったままになると、肩が内側に入ってしまい姿勢が悪くなります。
肩が内側に入ると猫背になり、猫背になると腰の湾曲が正しく保てないため、腰痛が起こる可能性もあるのです。
このように、肩の盛り上がりは肩こりの症状だけでなく、姿勢の悪化や腰の痛みにも繋がる可能性があるので、なるべく早めに改善したほうが良いでしょう。
バストが垂れたり形が崩れたように見える
先ほど、肩が盛り上がると肩が内側に入ると説明しましたが、その状態が続くと、バストが垂れたり形が崩れたように見えることがあります。
盛り上がった部分は大胸筋と呼ばれる、バストの土台に繋がっているのです。
肩が内側に入ると大胸筋が緩んでしまい、垂れたり形が崩れたりしてしまいます。
顔や首が太く見える
肩が盛り上がった状態は、肩そのものが盛り上がっているというより、肩の位置が上がっているように見えるケースが多いのです。
肩の位置が高いと、首の皮膚や脂肪が押し上げられることで、顔や首が太く見える場合があります。
顔や首が太くなったと思っていたら、実は肩が盛り上がっていたという方は決して少なくありません。
むくみやすくなる
肩が盛り上がった状態を放置すると、首や肩の周りの血液やリンパの流れが滞ります。
血液・リンパの流れの滞りは老廃物の排出を妨げるため、むくみに繋がるというわけです。
また、肩が盛り上がったままになると、むくみだけでなく、脂肪が蓄積されることもあります。
そうなると首が太くなって「見える」だけでなく、実際に太ってしまう可能性もあるので注意しましょう。
肩こりが盛り上がりやすい人の特徴は?
肩が盛り上がりやすい人の特徴は以下の通りです。
- デスクワークが多い
- スマホ・パソコンをよく見る
- 姿勢が悪い
- 運動をあまりしない
- ストレスを溜めやすい
- 不安を感じやすい
上記の特徴に一つでも当てはまる方は、肩こりによって肩が盛り上がりやすいので注意が必要です。
今の時点ではまだ盛り上がってはいなくても、当てはまる項目があれば、なるべくやめるよう心がけましょう。
すでに盛り上がってしまっている方は、すぐにでも改善しないと、盛り上がりがひどくなる可能性があります。
「デスクワークを1時間やったら10分休憩する」「1日20〜30分散歩する」というように簡単な内容で構いません。
肩の盛り上がりにつながる悪習慣をできるだけ早くやめるようにしましょう。
肩こりの盛り上がりを改善する方法は?
ここからは、肩の盛り上がりを改善するおすすめの方法を6つご紹介します。
- 肩のストレッチをする
- マッサージをする
- 1日20分ほど運動する
- 肩をあたためる
- 遠くを見つめる習慣をつける
肩のストレッチをする
肩の筋肉の緊張を和らげるにはストレッチがおすすめです。
肩の筋肉の緊張がほぐれると、肩甲骨を正しい位置に導きやすくなるため、姿勢改善にも良い効果を与えます。
肩のストレッチのやり方は以下のとおりです。
肩のストレッチのやり方
- 床に座ってあぐらをかく
- 背筋を伸ばして指を組み、手のひらを上に向けながら腕を天井に向けて伸ばす
- 身体を右に傾けて数秒キープする
- 元に戻して手を下ろす
- 2を再度行い、今度は左側に身体を傾けて数秒キープする
- 指を組んで手のひらを前に押し出すようにして、腕を胸の前に伸ばす
- 背中を丸める
- 背中を丸めたまま、左右に腕を動かす
マッサージをする
肩の盛り上がりにはストレッチだけでなくマッサージもおすすめです。
定期的にマッサージを行うと、肩の筋肉がほぐれて盛り上がった状態も良くなるでしょう。
やり方は以下のとおりです。
肩のマッサージのやり方
- 手首から脇の下へ向かって腕全体をやさしくさする
- 背中から前に向かって肩を両手でさする
- 首の付け根から鎖骨に向かって首の両側をさする
- 肩から鎖骨に向かってさする
- 首の付け根と肩先を結んだ線の真ん中にあるツボを数回押す
- 肩を両手で叩く
肩のマッサージを行うときは、長い時間やらずに5分程度で済ませるようにしましょう。
また、皮膚を傷つける可能性があるため、爪は立てずにマッサージしてください。
マッサージの効果を高めるには、筋肉を温めてからマッサージするのがポイントです。
お風呂上がりにやるか、電子レンジで少し温めたホットタオルを当ててからやると良いでしょう。
1日20分ほど運動する
肩の盛り上がりを改善するには、運動をして肩まわりの筋肉をつける方法もおすすめです。
肩まわりの筋肉をつけると、盛り上がった部分にかかっている負担が軽くなります。
普段から筋トレをしていない方でも、1日20分程度で良いのでぜひ取り組んでみてください。
自宅でトレーニングするならトレーニングチューブを使用する方法を、本格的にやるならジムに通うのがおすすめです。
ジムであればドレーナーの指示やアドバイスがもらえるので、より効率良くトレーニングできるでしょう。
肩をあたためる
肩をあたためると、盛り上がっている部分の筋肉がゆるみ、盛り上がりが徐々に緩和されます。
あたためる方法にはいろいろありますが、手っ取り早いのは入浴です。
シャワーのみではあまり温まらないため、湯船に浸かるようにしましょう。
熱いお湯だと身体に負担がかかるため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
そのほか、電子レンジやお湯で温めたタオルやカイロを使う方法も良いでしょう。
1日15分程度温めるようにすれば、少しずつ肩の盛り上がりや肩こりも緩和されるはずです。
遠くを見る習慣をつける
デスクワークやスマホ、パソコンの利用などで目を使うことが多い方は、遠くを見る習慣をつけるのも大切なことです。
目を酷使すると目が疲れるだけでなく眼精疲労を起こし、その結果肩こりにつながる可能性があります。
デスクワークやスマホ、パソコンを使うときは、適度に遠くを見る時間を設けましょう。
1時間に1回程度、2〜3分ほど遠くを見るようにすると目の疲れを防げます。
肩こりの盛り上がりは誰に相談すればいい?
肩の盛り上がりがなかなか治らない、肩こりがひどすぎるという方は、一体誰に相談すれば良いのでしょうか?
<肩こりの盛り上がりを相談すべき3つの相手>
- 医師
- 鍼灸師
- 整体師
それぞれ詳しく説明いたします。
医師
もしすでに腰や足など身体の痛みや不調でクリニックに通っているのなら、医師に相談するのが良いでしょう。
医師がレントゲンやMRIなどを使って肩の盛り上がりの原因を調べてくれます。
検査結果を元に治療法も提案してくれますから、セルフケアよりも早い改善が期待できるはずです。
鍼灸師
針を使って身体にあるツボを刺激する鍼灸師も、肩の盛り上がりの悩みの相談におすすめです。
肩の盛り上がりだけでなく、身体全体の疲れやエネルギー不足を感じているなら、針治療が手っ取り早いかもしれません。
整体師
整体師は筋肉のバランスを整える専門家ですから、肩の盛り上がりやひどい肩こりを相談するには適しています。
医師に相談するほどではないけれど、針治療は怖いという方でも、整体師であれば相談しやすいのではないでしょうか。
当整体院の肩こり改善アプローチ
月辰会活法整体では、肩こりの原因を骨盤の歪みからくる背骨(特に首周辺)の捻じれと、デスクワークなどにおける首や肩へ負担をかける座り方であると考えております。
そのため、肩こりの根本的な原因である骨盤や背骨の調整を行います。
また施術後には、立位・座位・歩行時に肩へ負担をかけない体の使い方についても指導いたします。
当治療院の肩こり改善事例
CASE1:10年前からの肩こりと眼精疲労
症状 | 肩こり 眼精疲労 |
年齢・性別 | 37歳・男性 |
お住まい | 東京都墨田区 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
CASE2:みるみる不調な部分が改善されました
症状 | 肩こり 首こり 腰の痛み |
年齢・性別 | 36歳・女性 |
お住まい | 千葉県市川市 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
当整体院の肩こりの治療アプローチについて、以下の症状別メニューでも詳しく解説しております。
まとめ
肩の盛り上がりは肩こりが原因で起こります。
長時間にわたるデスクワークや悪い姿勢などを続けると肩が凝りやすく、緊張状態が続いてしまえば肩が盛り上がってしまうということです。
盛り上がりを改善するには、まずはセルフケアをいくつかやってみてください。
それでも効果がなかったり、できる限り早く緩和させたい方は、月辰会までご相談ください。
肩こりに関するよくあるご質問
肩こりの不調が改善するまでどのくらいの通院が必要ですか?
肩こりの原因である骨盤の歪みは、患者様ごとに異なります。
症状に合わせた施術を行いますので、ご来院いただいた際に症状の程度と合わせてお伝えいたします。
また、当院では1回目の施術から身体の変化を感じていただく患者様も多くいらっしゃいますので、一度ご相談ください。
肩こりが改善したら、通院はしなくて良いですか?
当院では、症状が改善したあとも定期的な通院を推奨しております。
肩こりの根本的な原因である骨盤の歪みは、日常生活を送る中で徐々に蓄積していくものです。
そのため、一度症状が改善したとしても、再発してしまう可能性があります。
定期的に通院をいただくことで、歪みを見直したり、繰り返さないための姿勢に関するアドバイスなどが行えますので、継続したご来院をお待ちしております。
肩こりに伴う盛り上がり解消の整体院なら千葉県習志野市の「月辰会活法整体」
- 月辰会活法整体院
- 住所:〒275-0016 千葉県習志野市津田沼4丁目1−25 Ⅶ C号棟 ダイワティアラ津田沼2
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