家事や育児、デスクワークによって、慢性的な肩こりの症状に悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
放っておくと頭痛や吐き気、めまいなどの症状にもつながってしまうため、早めに対処したいですよね。
今回は、数ある肩こりの解消方法の中からマッサージ法に注目してご紹介いたします。
この記事では、以下のことをまとめています。
- 肩こり度合いはどのくらいか
- 肩こりの解消マッサージ3選
- マッサージ以外の解消方法
- 肩こりを予防するために意識すること
本記事を通じて、つらい肩こりの解消に役立ててみてください。
また、本記事以外にも肩こりの原因やその他の解消法について解説しています。
Contents
あなたの肩こり度合いを確かめよう
肩こりの症状には重さの度合いがあります。
特に、肩関節の柔軟性から肩こりの度合いを見ることが可能です。
以下の方法で、まずはあなたの肩こりの度合いを確かめてみましょう。
肩こり度合いのチェック方法①
- 足を揃えた状態で真っ直ぐ立って前ならえのポーズを取る
- 手を軽く握り、拳を上に向けた状態で肘を90度まで曲げて両肘をくっつける
- くっつけた両肘を胸の下で揃える
- 顔を正面に向けたままの状態で、腕をゆっくりを上げていく
このとき、腕が上がった高さによって肩こりの度合いが分かります。
- 鼻より上まで肘が上がった
- 肩こりの症状はあまりないと思われます。
- 口の高さまで肘が上がった
- 少しだけこっています。
- 肩の高さからアゴのあたりまで上がった
- かなり肩こりの症状があるようです。
- 胸より下のまま
- 重度の肩こりの症状と思われます。
肩こり度合いのチェック方法②
次に、肩の筋肉が固まっていないかを確かめる方法もご紹介します。
- 脇を締め、腕を動かさずに肩先だけを回します
このとき、どのような状態で肩先が回せるかによって肩こりの度合いがわかります。
- 肩先を回した時に、きれいな円を描けている
- 肩の筋肉は固まっていないため、肩こりの症状はあまりないと思われます。
- 肩先を回した時に、三角や四角のように少しいびつな形になる
- 肩の筋肉が固まっている可能性があり、肩こりにつながりやすい状態です。
- 肩先を回した時に、音がなる
- 筋肉や関節が固まっている可能性があり、肩こりにつながりやすい状態です。
上記の方法を踏まえ、自覚症状よりも肩こりが進行している場合もありますので、次にご紹介する肩こりの解消マッサージ方法を参考に、肩こり改善に向けて取り組んでみましょう。
肩こりの解消マッサージ3選
肩こり解消のマッサージは、定期的に続けることで肩こりの痛みが解消しやすくなっていくので、ぜひ継続的に取り組んでみてください。
自宅でも簡単に出来る肩こり解消のマッサージ方法についてご紹介します。
肩甲骨マッサージ
肩甲骨やその周辺の筋肉は、日常生活で意識的に動かしにくい箇所であるため、マッサージをしてほぐしましょう。
- 右肘(左肘)を曲げて右手(左手)の甲を背中に付けます
- 右手(左手)の位置はそのままで肩の力を抜いて肩甲骨の内側を浮かせます。
- 左手(右手)を前から右肩(左肩)に回します
- 右(左)肩甲骨の内側にある筋肉を左手(右手)の指で下から上へと押し込みます
- 肩甲骨の上にある骨(肩甲棘)の周りも左手(右手)の指でゆっくりとほぐしましょう
ツボ押しマッサージ
東洋医学で扱われているツボ押しの効果を利用し、肩こりの原因である血行不良を改善するマッサージ方法です。
ツボを押すことで血液循環や代謝が促進され、体内に溜まっている老廃物の除去を行います。
ツボを押す際には指先や指圧棒を使いますが、ツボを押せる細い棒状のものであれば何でも使えますので、やりやすい道具を見つけてみてください。
以下に、肩こりに効果があると言われている風池と天柱の2つのツボをご紹介します。
天柱
後ろ髪の生え際、中央のくぼみから左右にある太い筋繊維の外側にあります。
おもに肩こり・めまい・冷え・自律神経の安定に効果があると言われています。
風池
天柱よりも1cmほど外側にあります。
押す際には頭部を少し後ろ側に倒しながら行うと効果的です。
頭痛や肩こりに効果があると言われています。
この箇所は温めるだけでも効果が見られます。
腕回しマッサージ
肩から背中にかけてつながっている僧帽筋をほぐすマッサージです。
腕回しマッサージでは、「肩井(けんせい)」というツボを刺激しながら行います。
- マッサージをしたい肩の反対側の手で、僧帽筋の一番盛り上がっている箇所を押さえます
- 指で僧帽筋に圧力をかけた状態で、腕をゆっくり後ろから前に大きく3回ほど回します
- 前から後ろにも同様に3回程度回します。
これを反対側にも実施します。
マッサージ以外の肩こりの解消法とは?
上述したマッサージによる肩こりの解消方法のほかにも、次のような改善方法があります。
温熱療法
肩こりの多くの原因は、血行不良による筋肉の緊張によるものです。
温熱療法は、筋肉が緊張している箇所を熱を加えることで血行を促進し、コリや痛みを緩和させる効果が期待できます。
例えば、次のような方法で温熱療法が可能となります。
- ホットパック
- 赤外線治療器
- 入浴
- カイロ
運動療法
運動療法は、体を動かすことで血行促進させ、緊張した筋肉をほぐし、肩関節の働きを高めていくことを目的とした方法です。
特に肩こりは、体を動かさないでいることが筋肉や関節の機能を低下させ、症状の悪化につながります。
そこで、次のような有酸素運動による運動療法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- ウォーキング、軽いジョギング
- 水泳
- ヨガ、ピラティス
日頃から適度に運動する習慣をつけることで、心身ともにリラックスした状態で、肩こりの痛みを緩和させましょう。
肩こりを予防するために意識すること
これまで肩こり解消のためのマッサージ方法などをご紹介してきましたが、肩こりの症状が出る前に日常の生活から予防ケアしていく意識を持つことも重要です。
負担のかかりにくい姿勢を意識すること
肩こりは肩周りの筋肉が固まってしまうことで起こります。
そのため、肩を使う運動やストレッチを行えば自然と肩こりは和らいで行きます。
それでもなかなか一日中運動する時間を確保することは難しいと思います。
そのため、仕事中や通勤・通学途中、食事中などの何かをしながらの状態の「姿勢」を意識してみましょう。
肩周りの筋肉に負担をかけにくい状態を作り出すことで、日常生活の中で肩こりの予防につながります。
成人の頭の重さは4〜6kgほどあると言われており、この重さを首・背中・肩の筋肉が支えています。
そのため、頭の位置が少し傾いただけでも体への負担は大きくなってしまいます。
このように頭の位置、背筋の伸ばし方などを意識して正しい姿勢を心がけるだけで、今までの肩こりの悩みを解消することも期待できます。
これまで紹介したマッサージ方法と組み合わせることで、肩こりの解消に非常に効果がありますので取り組んでみましょう。
正しい姿勢の作り方
肩こりを解消するための正しい姿勢についてご紹介します。
肩こりに限らず、「コリ」という症状は筋肉の緊張によって生じます。
筋肉が本来あるべき場所から外れてしまうと、その箇所は緊張状態となります。
この緊張状態が続くことによってコリへとつながっていくのです。
つまり、筋肉の位置を正しい場所に戻すことを意識すると自然と正しい姿勢になります。
肩こりを解消するために取り組む姿勢とは以下の通りです。
- 肩甲骨と肩甲骨の間を広くあけること
- 鎖骨の向きを整える
- 肩甲骨を下げる
正しい姿勢を変えてみると頭の位置も定まり、普段よりも首周りや頭の重さへの感じ方が変わると思います。
筋肉の位置を正しい場所に戻すことを意識するだけでも体への負担が変わりますので、日頃から心がけてみてください。
根本的な肩こりの解消には病院や治療院へ
マッサージは一時的な症状の緩和と肩こりの予防に対して効果が発揮されますが、慢性的なつらい肩こり症状を根本的に改善するには病院や治療院を積極的に利用しましょう。
自分では気づけなかった患部の症状や症状の度合いに応じた処置をしてもらえます。
例えば、病院で行う治療法では、痛みを止める対処療法を施します。
病院で異常が見つからなかった場合は、整体院などの治療院で骨格矯正やトリガーポイント療法などで体全体のバランスを整えることも出来ます。
当治療院での肩こり解消のアプローチ方法
当治療院では、体全体のバランスが肩こりにつながっていると考えており、肩こりの大元の原因となる骨盤や背骨を調整していくアプローチをします。
施術後は、立位・座位・歩行時で肩に負担をかけない体の使い方について指導しています。
鎮痛を目的とした電気治療や筋肉をほぐすためのマッサージを行うのではなく、骨格や姿勢を根本から見直すことで、肩こりの解消へとつなげていく施術を行います。
肩こり解消の施術事例
Case1:しんじられない治療!
症状 | 首・背中の痛み |
お住まい | 千葉県市川市 |
年齢・性別 | 20代・女性 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
Case2:今までの病院が一番と思っていた考えが間違っていました
症状 | めまい・肩こり・腰痛・肩こり・胃痛 |
お住まい | 千葉県浦安市 |
年齢・性別 | 50代・女性 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
まとめ
つらい肩こりを予防するためには、日常生活の中で正しい姿勢を身につけることが重要です。
軽度な肩こりであれば、ご紹介した肩こり解消マッサージで一時的な痛みやハリ症状が緩和されます。
肩こりの度合いに応じて、肩甲骨のマッサージやツボ押し、腕周りのマッサージを試してみてください。
また、正しい姿勢を意識することでも肩こりの症状が改善されることもありますので、肩を広げること、頭の位置を正しくすることも合わせて取り組んでみてください。
ただし、肩こりの根本的な原因から解消するためには、整体・治療院での治療をおすすめします。
セルフマッサージだけではなかなか改善されない肩こりにお悩みの方は、近くの病院や整体院を利用することも検討してみましょう。
当治療院では、患者様の肩こりの原因を探り、根本的な要因から肩こり症状の改善をサポートしております。
遠方の方もつらい肩こりの症状にお悩みの方は、是非一度ご相談ください。
肩こりの解消マッサージなら千葉県習志野市の「月辰会活法整体」
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