ふとした瞬間に腰へ「ぐきっ」っとした鋭い刺激が走り、痛みで動けなくなると「ぎっくり腰かもしれない」と不安に思いますよね。
ぎっくり腰になった可能性が高い場合は、まず何をすれば良いのでしょうか?
また、整体へ行けば症状は緩和されるものなのでしょうか。
そこで今回は、ぎっくり腰の主な症状や原因、整体で症状が緩和される可能性などについて詳しく解説します。
あわせて、ぎっくり腰になった直後の対処法についても解説しますので、ぎっくり腰でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
Contents
ぎっくり腰は整体で改善できるの?
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」と言い、腰に急激な痛みが走ることが特徴です。
ぎっくり腰になる原因は人によってさまざまですが、重い物を持ち上げるなど腰に負担がかかる動作をしたことや、勢いよく起き上がるなど急に腰へ負担をかけたことが挙げられます。
参考:日本腰痛学会「腰痛の種類」
何気なくとった姿勢が原因で腰に痛みが走り、思うように動けないけれど歩ける状態であれば、整体へ行けば症状が緩和される可能性があります。
しかし、何日も歩けない状態が続いたり、腰の痛みだけなく下半身にしびれの症状も出たりしている方は、ぎっくり腰ではない可能性があるので専門の病院を受診することをお勧めします。
ただし、症状がぎっくり腰だった場合では、病院に行っても痛み止めや湿布しか処方してもらえない可能性があります。
痛み止めや湿布では痛みを緩和させることしかできないため、ぎっくり腰の根本的な原因にはアプローチできません。
その点、整体であれば筋肉のコリや骨格の歪みの調整などから改善させる施術が可能です。
つまり、ぎっくり腰の原因へアプローチできるという点から、早期の症状の緩和が期待できるだけでなく、再発も予防できるでしょう。
「病院へ行ったけれどぎっくり腰がよくならない」「前にもなったことがあるので再発も防ぎたい」という方には整体の利用がおすすめです。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状は主に以下の通りです。
- 一瞬の動作で腰に激痛が走った
- 痛くて身体が動かせない
- 寝ているときは痛くないが、動くと痛みを感じる
このような症状がある方はぎっくり腰の可能性が高いと言えるでしょう。
通常、腰に負担がかかる動作をしても、瞬間的に痛みを感じるだけか、「腰が痛い」と感じるレベルで済みます。
しかし、ぎっくり腰になると、腰に負担がかかる動作をした際の痛みが強く、動けなくなる方がほとんどです。
寝ているときは問題なく、身体を動かすと腰に痛みを感じることもあります。
ぎっくり腰の主な原因
ぎっくり腰は瞬間的に腰へ負担がかかることが原因と思うかもしれませんが、実は日常生活の過ごし方が大きく関係しています。
たとえば、骨格がゆがんだままになっている、筋肉が衰えている、姿勢が悪い、激しい運動を行っているなど、日頃から腰へ負担がかかるような行動をしていると、ちょっとした動作でぎっくり腰になってしまうのです。
ぎっくり腰になると骨に異常をきたしたのではと思う方もいるかもしれませんが、ぎっくり腰の痛みの原因は「筋肉の損傷」であり、骨に異常はありません。
腰の筋肉は日常的に負担がかかると、硬く緊張した状態になります。
緊張状態にある筋肉はぎっくり腰になりやすいため、日頃から腰に負担を与えないだけでなく、腰の筋肉の緊張をほぐすようなケアも必要です。
ぎっくり腰の原因については他の記事でも解説しています。
【合わせて読みたい記事】
ぎっくり腰の原因とは?ぎっくり腰の症状や原因について解説
整体で行うぎっくり腰の一般的な施術方法・流れ
病院へ行った場合は、ぎっくり腰だと判明した際に湿布や痛み止めなどの対処療法で対応されることが多く、ぎっくり腰の原因へのアプローチはあまり行われません。
ぎっくり腰をしっかりと改善したい場合には、整体を利用することをオススメいたします。
<整体で行う施術方法>
- 腰回りの筋肉のコリをほぐす
- 骨格の歪みを改善する
それぞれ詳しく解説いたします。
腰周りの筋肉のコリをほぐす
先ほどお伝えしたように、ぎっくり腰は腰の骨ではなく腰周りの筋肉に損傷が起きています。
損傷が起きている筋肉は血流不足を起こしており、とても緊張した状態になっているため、整体マッサージで原因となっているコリをほぐす必要があるのです。
また、整体院によっては、電気治療や温熱治療、鍼灸治療を行うこともあり、多くの場合はどれか一つではなく、いくつかの治療を組み合わせながら施術を行います。
腰周りの筋肉のコリや緊張は、日々の生活の中で起こりやすいため、ぎっくり腰が治ったあとも定期的に整体へ通うと良いでしょう。
日頃からコリ・緊張を解消できていれば、ぎっくり腰の再発も防げます。
当院では、再発防止のための具体的な生活のアドバイスも行っております。
骨格の歪みを改善する
ぎっくり腰は骨盤の歪みも原因の一つとして考えられます。
そこで、整体マッサージや電気治療だけでなく、骨格の歪みにもアプローチし改善していきます。
骨格や骨盤の歪みを改善していけば、筋肉への負担が軽くなり、血流の流れの改善につながることで、ぎっくり腰の痛みも緩和されるということです。
ただし、悪い姿勢や長時間にわたるデスクワークが続くと、骨格・骨盤が再び歪む原因となります。
そうなると腰周りの筋肉の血流が低下し、緊張状態になってしまうため、再びぎっくり腰になる可能性が出てきてしまうため、日頃からのケアも必要です。
姿勢が悪くなりやすい方は日頃から正しい姿勢を意識し、デスクワークの方はこまめに休息を取るようにすると良いでしょう。
可能であれば、定期的に整体へ行って骨格・骨盤の歪みをチェックしてもらうのもおすすめです。
ぎっくり腰になった直後に取るべき方法
もし、急にぎっくり腰になってしまった場合、整体や病院に行く前に、自分でどのような方法をとればよいのでしょうか。
おすすめの対処方法を3つご紹介します。
<ぎっくり腰になった直後に取るべき方法>
- なるべく動かず安静にする
- 痛い部分を冷やす、または温める
- 腰が痛まない姿勢をとる
なるべく動かず安静にする
ぎっくり腰の痛みがひどくて動けない時は、無理に病院や整体へ行こうとせず、まずは安静にしてください。
どうしても必要なとき以外はなるべく身体を動かさないようにしましょう。
もしお手洗いへ行くのもつらいときは、痛み止めを服用するのも一つの方法です。
数日間安静にし、歩けるようになってきたら病院または整体へ行くようにしてください。
ただし、痛みが全くなくなるまで安静にするのはおすすめできません。
数日経過しても痛みが引かない場合は、医療機関への受診をおすすめいたします。
寝過ぎも腰の筋肉の緊張につながるため、痛みが収まってきたら無理のない範囲で身体を動かしましょう。
ぎっくり腰を発症している時の正しい身体の動かし方を知りたい方は整体院で適切なアドバイスを受けると良いでしょう。
痛い部分を冷やすまたは温める
安静にすると同時に、痛い部分を冷やすまたは温めるのも良い方法です。
ぎっくり腰を発症してすぐの場合は、腰の筋肉の炎症を落ち着かせるために、痛みがある部分を冷やしましょう。
冷やすときは保冷剤や氷、アイスノンをタオルで包むか、湿布などを使うのがおすすめです。
長時間冷たいものを当てすぎると、皮膚が凍傷になる可能性がありますので注意してください。
痛みが和らぎ、身体が動かせるようになってきたときは、腰の筋肉の緊張をほぐすために温めましょう。
筋肉を温めると血流が良くなり、緊張状態がよくなっていきます。
温めるときはホットタオルやカイロを使ってみてください。
冷やすべきか温めるべきかの判断に迷った場合も、整体院まで相談してみると良いでしょう。
腰が痛まない姿勢をとる
安静にする際の方法は、腰に負担をかけない姿勢を心がけることが大切です。
横になる際は、膝を90度くらいに曲げて寝転がると腰に負担がかかりにくいため、膝の下に毛布やブランケット、クッションなどを挟んでみてください。
足を伸ばしたり、仰向けになったりする姿勢は腰に負担がかかるので控えましょう。
ぎっくり腰を予防するには?
ぎっくり腰は症状がよくなっても、その後の過ごし方によっては再びなってしまう可能性があります。
<ぎっくり腰を予防する4つの方法>
- 腰に負担をかけないようにする
- 筋トレで腰回りの筋肉をつける
- ストレスをなるべく溜めない
- ストレッチで身体を柔らかくする
それぞれ詳しく紹介しますので、ぜひ参考にして再発を防いでください。
腰に負担をかけないようにする
まず大事なのがなるべく腰に負担をかけないようにすることです。
重い物を持ち上げたり、無理な姿勢で前屈みになったりするのは避けましょう。
また、物を持ち上げるときだけでなく、日頃から正しい姿勢を意識して、腰へ負担をかけないことも重要です。
正しい姿勢がわからない、もともと姿勢が悪いという方は、一度整体へ行ってみてください。
今の姿勢をチェックしてくれるだけでなく、骨格の歪みを改善したり、姿勢のアドバイスがもらえたります。
筋トレで腰周りの筋肉をつける
腰の筋肉が弱いと腰へ負担がかかってしまいます。
普段あまり運動をしない方は、腰筋を鍛えるトレーニングを行い、腰周りの筋肉をつけましょう。
いきなりハードな筋トレをすると逆に腰へ負担をかけてしまうため、慣れるまではエアロビクスや簡単なトレーニングから始めてください。
ストレスをなるべく溜めない
睡眠不足や不摂生な生活などでストレスを溜め込むと、神経が興奮状態になることで腰の筋肉は緊張します。
こまめにストレスを発散し、筋肉がリラックス状態になるよう心がけましょう。
睡眠不足もぎっくり腰にはあまりよくありませんので、徹夜や夜更かしをさけ、しっかりと質の良い睡眠をとる習慣をつけてください。
ストレッチで身体を柔らかくする
身体の柔軟性は、筋肉や血流の流れを促進するうえでとても大切です。
反対に身体に柔軟性がないと、筋肉が緊張しやすくなり、血流も低下することから腰痛が起こりぎっくり腰になるリスクも高まります。
こまめにストレッチを行い、身体を柔らかくするよう心がけるのも、再発を防ぐために忘れてはいけないポイントです。
柔軟をするタイミングとしては、朝起きてすぐやお風呂上がりなどが良いでしょう。
毎日継続することが大切ですから、忘れにくいタイミングを見つけてください。
ただし、ストレッチは正しい方法で行えていないと、腰に負担をかけてしまう場合があります。
やり方がわからない方や、これからストレッチに挑戦する方は、一度整体でアドバイスを受けるほうが良いでしょう。
当治療院のぎっくり腰改善アプローチ
当院では、ぎっくり腰の根本的な原因は骨盤であると考えております。
実際に腰痛で来院される患者様の多くに骨盤の捻じれがみられます。
骨盤が捻じれていることで、本来であれば左右対称についている腰回りの筋肉も同様に捻じれてしまい、腰の痛みに繋がります。
骨盤の捻れは、間違った立ち方と疲労の蓄積による神経疲労や内蔵疲労が原因と考えます。
また、背骨は骨盤から頭蓋骨までつながっているため、ぎっくり腰の改善には骨盤から頭蓋骨の捻じれも合わせて調整する必要があります。
当院では、骨盤から頭蓋骨に至る捻れを調整し、ぎっくり腰が起こる根本的な原因にアプローチいたします。
当治療院のぎっくり背中改善事例
CASE 1: 東京都立川市Y・M様のぎっくり腰治療
症状 | 前屈時に腰の痛み しゃがみ動作から立ち上がり時の痛み 右後屈時の痛み 腰の起立筋に強い緊張 |
年齢・性別 | 49歳・男性 |
お住まい | 東京都立川市 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
CASE 2: 立ち上がりが困難なぎっくり背中・ぎっくり腰
症状 | ぎっくり腰とぎっくり背中の併発 椅子に座った状態からの立ち上がり動作が困難 立った状態から座る動作が困難 寝ている状態の起き上がりも困難 |
年齢・性別 | 55歳・男性 |
お住まい | 千葉県浦安市 |
治療内容 | 妙見活法整体 |
当整体院のぎっくり背中の改善の治療アプローチについて、下記で詳しく解説しております。
まとめ
ぎっくり腰になると腰にするどい痛みが走り、数日間は身体を動かせなくなる場合があります。
ぎっくり腰は骨ではなく筋肉に炎症が起きているため、まずは整体に相談してみると良いでしょう。
ただし、歩けないくらいの痛みが何日も続く場合や、しびれなどの症状も出ている場合は、ぎっくり腰ではない可能性がありますので、病院を受診することをおすすめします。
ぎっくり腰でよくあるご質問
ぎっくり腰を繰り返さないための予防法はありますか?
ぎっくり腰を繰り返さないためには、日頃のストレッチや体幹トレーニングが良いでしょう。
体幹とは主に、腹筋と背筋を指します。
体幹を鍛えることで、胴体の安定性に繋がり、ぎっくり腰を繰り返すことを予防できます。
ぎっくり腰の初期症状はどういったものですか?
ぎっくり腰を発症した直後は、腰に身動きが取れないほどの鋭い痛みが走ります。
初期症状は、鋭い痛みが起こる数日前ほどから軽い腰痛や違和感などで現れている場合があります。
もし、腰に違和感を感じたり軽い痛みがある場合は、ぎっくり腰にならないよう注意が必要です。
ぎっくり腰の根本治療の整体院なら千葉県習志野市の「月辰会活法整体」
- 月辰会活法整体院
- 住所:〒275-0016 千葉県習志野市津田沼4丁目1−25 Ⅶ C号棟 ダイワティアラ津田沼2
- 電話番号:047-454-0001
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